2022年10月01日(土)
令和4年10月1日(土)滋賀県林業会館において、Doシリーズ№84 ~素材”木と鉄”を知る~『びわ湖材を使った設計・施工事例から学ぶ そして鍛造を体験しよう』を開催いたしました。
びわ湖材セミナーでは、講師の坂田徳一氏から、安曇川流域・森とつながる家づくりの会の活動内容や地域の工務店の役割と課題について、ご自身の経験を交えながらお話しいただきました。また宮村太氏の講義では、山での木材調達から林業会館施工中の写真を使って、その構造的特徴についての詳しい解説と、木材コーディネーターが林業、製造業、建設業、消費者全体をつなぐ役割を担っているということについてお話しいただきました。お二人の話から共通して感じたことは、施工者と設計者それぞれの立場を理解しあい、また研鑽しあうことを大事にしながら、木造建築に誇りをもって取り組まれていることでした。
約1200℃に熱した丸棒㎜を、ハンマーで叩いて曲げてひねってS字フックをつくるというワークショップは、皆初めての鍛造体験でしたが、各々が持つセンスと技術が見事に(?)作品に現れており、中には、火床や金床に加え、手作りの道具にも興味津々という方もおられ、大変面白いワークショップとなりました。造形作家の山内氏と戸谷氏の適切なご指導のおかげで、皆が怪我もなく時間内に終わることができました。講師の皆様、またご参加いただいた皆様、ご協力ありがとうございました。