2008年10月15日㈰、2003 年10 月23 日に発生した中越大震災について長島忠美先生(元山古志村村長、現衆議院議員)に語っていただきました。
その発生当初の状況、夜明けとともに次第に判明していく壊滅的な山古志村の被害、苦渋の決断の後の全村避難、その避難に際しての新潟県、自衛隊等との折衝、不安に駆られる村民への配慮、一刻の猶予も許されぬ中で次々と迫られる首長としての判断、その後の村の復興への長い道程、建築に携わる者が講ずる対策や災害時の対応など、粛々と淡々と語っておられました。
起こったこと為したことを余計な修飾を付けず的確に真摯に話される長島先生に、気がつくと聴衆は固唾を呑んで聞き入っていました。
あらためて長島先生のお話を金言として肝に銘じておくべきではないかと思います。