若手建築士不足という深刻な問題がある建築業界に少しでも歯止めが掛かるよう、次世代育成事業として小学生に建築士の素晴らしさ、楽しさを伝え、将来建築士を目指してもらいたいという願いを込めて11月9日は長浜市立南郷里小学校、11月14日は彦根市立城東小学校の両校にご協力頂き体験学習を開催することができました。
小学6年生を対象として、初めはパワーポイントを用いて『建築士ってどんな人』をプレゼンしました。
続いて行なった体験実験は、グループに分かれて工作用紙で柱、壁を作り、児童のアイディアで配置していきます。そうして出来上がった作品の上に透明なアクリル板を乗せ、児童1人1人順番に乗っていき、何人乗ると破壊するかという実験です。どうしたらたくさん乗れるのだろう?と考え込む児童の姿はさながら建築士のようでした。
建築士が先生となって児童と一緒に体験し建築の楽しさを伝えた本事業、私たち建築士も改めて次世代に向けて建築を伝えるということの大切さと責任を感じました。今回体験してくれた児童と、将来一緒に建物をつくり、建築ができる日が来ることを楽しみにしています。