2015年10月06日(火)
9月25日~26日報告
「平成27年度 第25回全国女性建築士連絡協議会」が、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催されました。集まったのは全国47士会より約200名の参加者でした。25日は「全建女の立ち上げと居住環境づくり」と題して初代連合会女性委員長村上美奈子氏の基調講演と、「未来の居住環境とくらし方」をテーマに異業種4名(内1名は大学生)でのパネルディスカッションが行われました。
25回目という節目の開催でもあり、基調講演では立ち上げ当初のご苦労や当時の労働省・建設省の掲げた婦人保護の問題点などを聞きながら、様々な課題を乗り越えて今があることを実感しました。その中でも、女性は「仕事と家庭の優劣がない」ということ、ここから得る価値観・生活者の視点が大事だという心強い言葉がとても印象的でした。パネルディスカッションでは、これからのくらし方として色彩を積極的に取り入れた生活空間の提案や、デザインされた部屋を造るより衣食住の時間のデザインができていることが大切、等の異業種からの視点をとても興味深く感じました。私は今回初めて全建女に参加して、他の都道府県の方々とも同じ女性建築士としての繋がりができ、全国組織の心強さを実感できたことも大きな収穫でした。 (OM)