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Doシリーズ No.64 まちづくりから学ぶ 沖島で 沖島を語ろう ~淡水湖 唯一無二の有人島のまちづくり~

2013年08月05日(月)

2013.8.2  報告

 

 82日(金)快晴に恵まれた午後、参加者21名を乗せたチャーター船で沖島へ渡りました。沖島は国の離島振興対策実施地域に指定されたばかりの、琵琶湖に浮かぶ有人島です。

 まず港から歩いて15分ほどにある近江八幡市立沖島小学校へ。平成6年~7年にかけて旧校舎より新築移転された木造2階建て(体育館は鉄骨造)校舎を見学し、近江八幡市教育委員会施設整備推進室の方から建設当時の話や現在の様子をお聞きしました。現在の生徒数は島外からの4名を含む9名ですが、屋外のプールからは子どもたちの歓声が聞こえ、体育館には夏季キャンプで泊まるための蚊帳が吊るしてあり、のびのびとした環境で   育つ子どもたちの様子から、島の学校生活に思いを馳せました。

 その後は沖島小学校を後にし、生活路地を歩きながら島を散策しました。途中、島の西岸では琵琶湖からの気持ちいい風に吹かれ、奥津嶋神社からは琵琶湖を見下ろす景色にカメラを向け、すれ違う島の方々とは「こんにちは」と挨拶を交わし、ゆったりと流れる豊かな島の生活を垣間見ることができました。

 漁業会館では、湖島婦貴の会の皆さん(漁協組合婦人部)に、外来魚であるブラックバスを使った「沖島よそものコロッケ」をいただきながら、沖島漁業協同組合長からの話をお聞きしました。800年以上の歴史を持つ沖島の主産業である漁業の後継者不足や、琵琶湖の汚染問題に直面しながらも、毎年満員御礼のふなずし手作り講習会の開催や、外来魚を使ったペットフードの考案など、前向きでユニークなまちづくりを展開されている様子を大変興味深く聞かせていただきました。

M.O

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