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Doシリーズ№89 住み継がれる古民家のために 旧木之本本陣(竹内家住宅)の改修方法を学ぶ

掲載日: 2025年03月22日(土)

令和7年3月2日(土)Doシリーズ№89~住み継がれる古民家のために~「旧木之本宿本陣(竹内家住宅)の改修方法を学ぶ」を開催しました。

まだ寒さが残る長浜市木之本町にて30名の方にご参加いただきました。まずは改修設計担当の㈱松井郁夫建築設計事務所代表松井郁夫氏から、古民家の定義、最初に調査に入った時の建物の老朽化の程度や耐震補強方法についてのご講義。また温熱担当の㈱夏見工務店代表の夏見諭氏からは、住宅部分を床断熱と基礎断熱部分にゾーン分けして吹き抜けのある空間をエアコン1台で快適に過ごせるよう設計された話を、そして構造担当の川端建築設計代表の川端眞氏からは限界耐力計算についてわかりやすく解説いただきました。研修会場の本陣薬局は、江戸初期には北国街道木之本宿の大名の宿泊所でした。明治維新と時を同じくして薬局を開業、現在の当主は二十五代目と伝統ある薬局です。当主の竹内崇浩氏から薬局の概要を聞き、ギャラリー内を見学。多くの展示物から300年の歴史の重みを感じました。研修の半分はボランティアガイドさんの解説を聞きながら、由緒ある造り酒屋や醤油醸造の店など登録有形文化財の建物が残る木之本宿の散策でした。川端氏が耐震設計をされた冨田酒造の蔵も特別に見学させていただき、講師の皆様、そしてご参加くださった方々のおかげでとても充実した事業を開催することができました。次年度も多くの方にご参加いただける事業を行ってまいります。

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