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活動報告

Doシリーズ No.54 水面に浮かぶ茶室の美

Doシリーズ No.54 水面に浮かぶ茶室の美
~新入会員歓迎のための佐川美術館茶室見学研修及び交流会報告~
5月15日(土)守山市の佐川美術館に行ってまいりました。
参加者は会員外1名を含む17名でした。
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↑会員交流会

佐川美術館では2班に分かれ交互に 別館の茶室、本館の美術館を見学いたしました。噂には聞いておりましたが 茶室は本当に感激いたしました。美術館の敷地は大部分が水庭となっておりその中に茶室は浮かんでいます。
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↑茶室寄付にて学芸員さんより説明を聞く

本館から地下空間へと続く大階段、水のゆらぎを映す天空の入る地下ホール、茶室への気分を演出するアプローチと水路地・・・小間盤陀庵(バンダアン)の壁は和紙の中にアクリルの棒を取り入れ 光の演出を時間の流れに取り入れております。広間俯仰軒(フギョウケン)はまさに水面に浮かぶ茶室です。姫蒲と葦が茂る水庭との間にガラスがはまっているのですが 「危ないですよ」と声をかけていただかなかったらぶつかるところでした・・・それほど 1つひとつに手間をかけ 管理されています。設計者にとって 竣工時の美しさが保たれるのはこの上ない 喜びでしょう。
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↑広間俯仰軒と広間俯仰軒の縁

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↑水を通して入る天窓の光と水露地

新入会員2人の参加もあり 楽しい時間を過ごすことができました。今回 残念ながら参加することができなかった皆様 次回の参加 お待ちしております。
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↑全員で記念写真