HOME > ニュース&トピックス > Doシリーズ №72 新しい木質構造用材料 「CLT」 を学ぶ
ニュース&トピックス

Doシリーズ №72 新しい木質構造用材料 「CLT」 を学ぶ

掲載日: 2016年12月07日(水)

2016.11.26.~27.

 女性委員会では、11月26日(土)~27日(日)の二日間に渡り、『Doシリーズ№72 新しい木質構造用材料「CLT」を学ぶ』 と題しまして、岡山県真庭市にあるCLT工場等の研修見学を開催いたしました。 今回は湖東地域会の協力も得まして、部分参加者も含め27名の方にご参加いただきました。

 一日目は、研修先へ向かう道中、車中にてCLTの取り組みや滋賀県の琵琶湖森林づくり事業のDVDを鑑賞し、日本の森林、林業を取り巻く現状等、事前に理解を深めていただきました。 昼食は、真庭市城下町勝山の町並み保存地区になる酒蔵を改装したレストランで取り、昼食後のれんで各々の店を飾られた風情ある町並みを散策しました。

 午後は、今回の研修の目的地である、今年の4月に稼働した株式会社銘建工業の国内初となる量産型のCLT工場にて研修見学を行いました。 日本でいち早くCLTの取り組みをされ、開発普及をされている、大断面事業部長 田中宏明氏に、CLTの取り組みや製品の概要、メリット、製作の行程等について講演いただき、工場の案内をしていただきました。 その後実際にCLTを使用された真庭シティホテルサンライズCLT棟と、落合総合福祉センターの2か所を見学させていただき、CLT構法の可能性を学ばせていただきました。 政府が国の成長戦略の一つとしてCLTの普及を促進しているということですが、まだまだ認知度も低く、需要も少なく、法の整備等課題はあるものの、このCLTの普及促進が今後、日本の林業の活性に繋がるのか、木造建築がどのように変わっていくのか期待が高まりました。 研修後、宿泊先である倉敷へ向かい、夜は参加者の皆様との懇親を深めました。

 二日目はあいにくの天気となりましたが、ボランティアガイドさんに倉敷の伝建地区をおもしろい話を交えながら案内いただき、普通の観光では行かないであろう路地も案内してもらい、大変楽しい街歩きとなりました。その後、備前市にある世界最古の庶民のための公立学校である特別史跡旧閑谷学校に訪れ、こちらもボランティアガイドさんに案内いただきました。 日本遺産第一号にもなった旧閑谷学校は、今でも講堂を使用して論語の学習をされているということで、ピカピカに磨かれた講堂の床がとても印象的でした。

 木造の伝統的な建物から新構法まで学んだ大変充実した二日間となり、ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

 

[ 記事一覧へ戻る ]

ページ先頭へ