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建築士会継続能力開発(CPD)制度・専攻建築士

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実務実績によるCPD データの登録について

実務実績によるCPDデータの登録は、実務実績シート(こちらよりダウンロードできます。)に必要事項を記入した上で、参加登録をした建築士会にCPD手帳と一緒に提出することとなります。CPD手帳についてはデータ登録が済み次第、返却されますが、実務実績シートのほうは建築士会で保管いたします。
なお、実務実績はデータでの提出を原則としていましたが、当面はペーパーでの受付とします。

(1)日常的に行っている実務実績の記録と評価方法
建築士の一定の期間における様々な実務実績を社会的に示せるようなわかり易い形で、記録し、それを建築士会のCPDとして評価し、ふさわしい 単位を獲得できるように配慮しました。

建築士の活動領域は多くの分野にわたり、かつ様々な業務を同時に行っていることが多い。期間が長くかかり、件数が少なくなる業務、あるいは逆 に沢山の件数を同時に行うような業務、など様々な業務のかたちがあり、 それらをできるだけ公平に評価し、単位を獲得できるような仕組みを考えたものを、別表「活動領域別 実務実績評価のガイドライン」に示しま す。

CPDの実績評価では評価の対象となる期間に実際に行った業務を評価するもので、複数の活動領域の仕事を行った場合には、それらを合わせて記 録し、評価できるものとしました。例えば5年間で、まちづくりのプロジェクトを3件、建築設計・監理の仕事を10件、行った場合には、それらを合わせた形で、単位を獲得できるとしたものです。

(2)実務実績の記録、申告と認定
1)実務実績シートについて
CPDの実務実績の登録は、様式1、2の2種類の実務実績シートの両方又はいずれかにより、CPD手帳による研修実績の登録と同時に申請 します。

(1)実務実績シート様式1:(実績を写真で示せる場合)
住宅やオフィス、その他、実績を建築物の写真で示せる業務の申告に用います。

(2)実務実績シート様式2:(実績を写真で示せない場合)
マネージメントや構造計算、研究、論文、教育活動等、写真では示せない業務の申告に用います。

2)業務に携わった立場について
各業務ごとに、その業務に当たっての立場を「責任ある立場」(以下に定義します)と「担当者としての立場」の別で、別紙のガイドラインに 基づき、単位数を自己申告します。

「責任ある立場」とは:
・比較的小規模の業務について、企画、計画・設計・監理、調整、施工管理などの大半を実施した業務
・比較的大きな業務の一部を担当して業務全体を理解した上で関連部署との調整やチームの指導などを行う業務
・複雑な条件下の業務、新しい考え方が求められる業務あるいは複数の領域にまたがる業務等
・一定期間にわたる業務、プロジェクトや継続的に数多く行う業務については、提出された年間の活動報告書により、一定の水準に あると評価されたもの。

3)プロジェクト件数とプロジェクトの規模(時間)
業務には短期間で何件もこなせるものもあれば、1件に長期間を要するものなど様々で、単位の算定には業務件数でカウントするほか、要 した時間も勘案して換算します。

例えば、○○邸(木造2階建住宅)の設計・工事監理業務について、責任ある立場で4ヶ月行った場合、別表で単位換算すると、責任ある 立場の標準的な業務として自己評価5単位の申請をします。

一方、社会的な評価を得た○○団地の基本・実施設計業務について担当者として従事した場合、通常の仕事では担当者として4単位申請を 行うところですが、当該プロジェクトが11ヶ月という長期に渉るので、プロジェクトの規模(時間)係数×2が掛かり、4×2=8単位の申請が行えます。

これらを踏まえ、実務実績シートの記入に当たっては、「実務実績評価のガイドライン」、「記入例」を参照してください。(こちらよりダウンロードできます。)

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